タマネギの種まき・植え付け時期と育て方

タマネギの種まき・植え付け時期は、中間地で秋まきは9月上旬〜9月下旬に種まき、10月下旬〜11月上旬に植え付けが目安です。地域や品種によって前後するため、下の地域別カレンダーで確認してください。
最終更新日:
- 発芽適温
- 15〜25℃
- 生育適温
- 15〜20℃
- 耐寒性
- 霜に強い
タマネギの種まき・植え付け時期はいつ?
中間地では秋まきは9月上旬〜9月下旬に種まき、10月下旬〜11月上旬に植え付けが目安です。暖地では秋まきは9月中旬〜10月上旬に種まき、11月上旬〜11月下旬に植え付けです。寒冷地では春まきは3月上旬に種まき、秋まきは8月下旬〜9月中旬に種まき、10月中旬〜10月下旬に植え付けです。
| 地域 | 作型 | 種まき | 植え付け | 収穫 |
|---|---|---|---|---|
| 暖地 | 秋まき | 9月中旬〜10月上旬[1]、[2]、[3]、[4]、[5]、[6] | 11月上旬〜11月下旬[2]、[4]、[5] | 4月下旬〜6月中旬[1]、[2]、[3]、[6] |
| 中間地 | 秋まき | 9月上旬〜9月下旬[1]、[6]、[7]、[8] | 10月下旬〜11月上旬[7]、[8] | 5月中旬〜6月下旬[1]、[9]、[6]、[7] |
| 寒冷地 | 春まき | 3月上旬[10]、[9] | 資料で未確認 | 9月上旬〜9月下旬[1]、[10]、[9] |
| 寒冷地 | 秋まき | 8月下旬〜9月中旬[11]、[1]、[12]、[10]、[6] | 10月中旬〜10月下旬[12]、[10] | 6月中旬〜7月下旬[11]、[1]、[12]、[13]、[10]、[9]、[6] |
タマネギの種まきが始まる日より後に、霜が降りた年は?
寒冷地で種まきが始まる3月1日より後に霜が降りた年は、気象台15地点のうち15地点でありました(いちばん多いのは札幌で、30年のうち30年)。
- 寒冷地(春まき・種まき 3月上旬〜):3月1日より後に霜が降りた年があったのは、15地点のうち15地点(札幌 30年のうち30年、仙台 30年のうち30年、旭川 29年のうち29年)
全地点の内訳を見る
| 地点 | 都道府県 | 霜が降りた年 |
|---|---|---|
| 札幌 | 北海道 | 30年のうち30年 |
| 仙台 | 宮城県 | 30年のうち30年 |
| 旭川 | 北海道 | 29年のうち29年 |
| 網走 | 北海道 | 29年のうち29年 |
| 帯広 | 北海道 | 29年のうち29年 |
| 函館 | 北海道 | 29年のうち29年 |
| 秋田 | 秋田県 | 29年のうち29年 |
| 盛岡 | 岩手県 | 29年のうち29年 |
| 山形 | 山形県 | 29年のうち29年 |
| 稚内 | 北海道 | 28年のうち28年 |
| 釧路 | 北海道 | 28年のうち28年 |
| 室蘭 | 北海道 | 28年のうち28年 |
| 福島 | 福島県 | 28年のうち28年 |
| 長野 | 長野県 | 28年のうち28年 |
| 青森 | 青森県 | 27年のうち27年 |
気象庁が公開している気象台の霜の観測記録(1991〜2020年。構内で職員が目で確かめたもの)を、このページの種まきの時期の始まり(上旬は1日、中旬は11日、下旬は21日)と比べて数えました。霜が降りなかった年も数に入れ、観測できなかった年は除いています。畑は気象台の構内より霜が降りやすいことがあります。霜に耐えるかどうかは、野菜や品種、苗の大きさで違います。地点ごとの日付は霜カレンダーで見られます。出典: 気象庁ホームページ「過去の霜・結氷の初終日」(年ごとの記録を数えて作成)。
タマネギを上手に育てるコツは?
貯蔵性の高い「晩生種」と早採りできる「早生種」があり、目的に応じて選ぶ。苗の植え付け時期がずれると玉の肥大に大きく影響するため、適期を逃さないことが最重要。マルチ栽培にすると除草の手間が減り、玉の肥大も安定する。プランターでも栽培できるが、深さと株間を十分に確保する。
タマネギのおすすめ品種は?
代表的な品種はネオポロン・ネオアース・猩々赤です。
タマネギで注意したい病害虫は?
主な病害虫はべと病・灰色腐敗病・アザミウマ・軟腐病です。
べと病
葉に黄色がかった楕円形の大きな病斑ができ、湿度が高いと霜状のかびが生えて枯れ上がる病気。多湿を避け風通しを良く保つ
灰色腐敗病
貯蔵中に球が腐りやすくなる病気。収穫後はしっかり乾燥させてから保存する
アザミウマ
葉の表面をかすり状に食害する小さな虫。見つけ次第防除する
軟腐病
高温多湿で球が腐る病気。水はけの良い土作りで予防する
タマネギと相性のよいコンパニオンプランツは?
一緒に植えると相性がよいのはニンジン・イチゴ・キャベツです。
ニンジン
香りの成分が互いの害虫を遠ざける効果があるとされる定番の組み合わせ
イチゴ
根から出る成分がイチゴの病害を抑える効果が期待できる組み合わせ
キャベツ
香りがアオムシなどの害虫を遠ざける効果が期待できる
収穫したタマネギの保存方法・食べ方は?
収穫後は畑やネットの上で数日〜1週間しっかり乾燥させてから、風通しの良い冷暗所で吊るして保存すると数ヶ月単位で保存できる。湿気に弱いため、雨に当てないよう注意する。大量にある場合は薄切りにして炒めてから冷凍すると、飴色玉ねぎとして料理にすぐ使えて便利。早生種は貯蔵性が低いため早めに食べきるのがおすすめ。
タマネギ栽培でよくある失敗は?
植え付け時期のずれ
適期を逃すと玉が十分に肥大しない。地域ごとの適期を守って植え付ける
乾燥不足での保存
収穫後に乾燥が不十分だと保存中に腐りやすい。しっかり乾燥させてから保存する
過度な追肥
肥大期以降に窒素肥料を与えすぎると球の締まりが悪くなる。追肥は適期にとどめる
タマネギの後に植える野菜(後作)
タマネギはヒガンバナ科です([14])。タマネギを植えるとき、同じ科の野菜を空ける年数の目安:休栽不要〜2年([19]:休栽不要、[20]:1〜2年)
同じ科の野菜を同じ場所で続けて栽培すると、土の養分が偏るなどして病気や生育不良が起きやすくなります(連作障害)。避けるには、前に育てた野菜と科が異なる野菜を植えるのが基本です。([17]、[18])
この一覧は科が同じかどうかと栽培時期だけで作っており、連作障害が起きないことを保証するものではありません。
資料で確認できた後作の組み合わせ
- 向くトマト後作に向くとされます。資料の表で前作との相性がよい組み合わせとされ、病害虫の発生が少なくよく育つと説明されている([21]、[22])
- 向くキャベツ後作に向くとされます。資料の表で前作との相性がよい組み合わせとされ、病害虫の発生が少なくよく育つと説明されている([21]、[22])
- 向くダイコン後作に向くとされます。資料の表で前作との相性がよい組み合わせとされ、病害虫の発生が少なくよく育つと説明されている([21]、[22])
- 向くスイカ後作に向くとされます。資料の表で前作との相性がよい組み合わせとされ、病害虫の発生が少なくよく育つと説明されている([21]、[22])
- 向くニンジン後作に向くとされます。理由の記載なし([22])
- 向くサツマイモ後作に向くとされます。理由の記載なし([22])
- 避けるエンドウ後作には避けるとされます。資料の表で前作との相性がよくない組み合わせとされ、連作障害と同じようなことが起こり、生育が悪くなると説明されている([21]、[22])
- 避けるネギ後作には避けるとされます。資料の表で前作との相性がよくない組み合わせとされ、連作障害と同じようなことが起こり、生育が悪くなると説明されている([21]、[22])
- 避けるワケギ後作には避けるとされます。資料の表で前作との相性がよくない組み合わせとされ、連作障害と同じようなことが起こり、生育が悪くなると説明されている([21]、[22])
資料で報告されている前作の効果
暖地
秋まき
収穫終了の目安(6月中旬)から2か月(60日)以内に種まき・植え付けの時期が来る野菜
前作と科が異なる野菜
- カリフラワー
- キャベツ
- キュウリ
- ケール
- コマツナ
- サツマイモ
- シソ
- スイスチャード
- セロリ
- タアサイ
- チンゲンサイ
- つるむらさき
- ディル
- なた豆
- ニンジン
- ハクサイ
- バジル
- ブロッコリー
- モロヘイヤ
- ラベンダー
- ルッコラ
- レタス
- 芽キャベツ
- 空心菜
- 紫キャベツ
- 十六ささげ
- 水菜
前作と科が異なるため、同じ科を続ける連作には当たりません。
種まきの時期には、ポットなどで苗を育てる時期を含みます。畑に直接まく野菜かどうかは各野菜のページで確認してください。
同じヒガンバナ科の野菜
- タマネギ自身(連作)同じヒガンバナ科。空ける年数は資料により休栽不要〜2年([19]:休栽不要、[20]:1〜2年)
中間地
秋まき
収穫終了の目安(6月下旬)から2か月(60日)以内に種まき・植え付けの時期が来る野菜
前作と科が異なる野菜
- カブ
- からし菜
- カリフラワー
- キャベツ
- ケール
- コマツナ
- サンチュ
- ジャガイモ
- スイスチャード
- タアサイ
- ダイコン
- チンゲンサイ
- つるむらさき
- ディル
- ニンジン
- のらぼう菜
- バジル
- パセリ
- ブロッコリー
- モロヘイヤ
- ラベンダー
- ルッコラ
- レタス
- ロメインレタス
- 芽キャベツ
- 空心菜
- 高菜
- 紫キャベツ
- 十六ささげ
- 春菊
- 水菜
前作と科が異なるため、同じ科を続ける連作には当たりません。
種まきの時期には、ポットなどで苗を育てる時期を含みます。畑に直接まく野菜かどうかは各野菜のページで確認してください。
同じヒガンバナ科の野菜
- タマネギ自身(連作)同じヒガンバナ科。空ける年数は資料により休栽不要〜2年([19]:休栽不要、[20]:1〜2年)
- 同じヒガンバナ科。1〜2年([24]:1年、[25]:1〜2年)空ける
- 同じヒガンバナ科。空ける年数は資料で未確認
- 同じヒガンバナ科。空ける年数は資料で未確認
寒冷地
春まき
収穫終了の目安(9月下旬)から2か月(60日)以内に種まき・植え付けの時期が来る野菜
前作と科が異なる野菜
前作と科が異なるため、同じ科を続ける連作には当たりません。
種まきの時期には、ポットなどで苗を育てる時期を含みます。畑に直接まく野菜かどうかは各野菜のページで確認してください。
同じヒガンバナ科の野菜
- タマネギ自身(連作)同じヒガンバナ科。空ける年数は資料により休栽不要〜2年([19]:休栽不要、[20]:1〜2年)
- 同じヒガンバナ科。資料では連作できるとされる([26])
秋まき
収穫終了の目安(7月下旬)から2か月(60日)以内に種まき・植え付けの時期が来る野菜
前作と科が異なる野菜
- カブ
- からし菜
- カリフラワー
- キャベツ
- コマツナ
- サラダ菜
- サンチュ
- スイスチャード
- タアサイ
- ダイコン
- チンゲンサイ
- ディル
- ハクサイ
- ブロッコリー
- ホウレンソウ
- ラベンダー
- レタス
- レモンバーム
- ロメインレタス
- 紫キャベツ
- 春菊
- 水菜
前作と科が異なるため、同じ科を続ける連作には当たりません。
種まきの時期には、ポットなどで苗を育てる時期を含みます。畑に直接まく野菜かどうかは各野菜のページで確認してください。
同じヒガンバナ科の野菜
- タマネギ自身(連作)同じヒガンバナ科。空ける年数は資料により休栽不要〜2年([19]:休栽不要、[20]:1〜2年)
- 同じヒガンバナ科。資料では連作できるとされる([26])
参考にした情報について
種まき・植え付け・収穫の時期は、2つ以上の資料で重なりを確認できた期間だけを載せています。資料で確認できない時期は「資料で未確認」としています。実際の適期は地域・品種・その年の気候で前後します。詳しくは運営者情報をご覧ください。内容の誤りにお気づきの際はお問い合わせからご連絡ください。
栽培時期・品種・後作の情報は、次の資料で確認しました。
- [1] 株式会社アタリヤ農園「タマネギ (Onion)」(2026-10-05 確認)
- [2] 福岡県農林水産部園芸振興課「福岡県野菜主要栽培品種一覧表(令和7年3月)」(2026-10-06 確認)
- [3] 福岡県 農林水産部 経営技術支援課「福岡県野菜施肥基準(令和7年3月)」(2026-10-06 確認)
- [4] 鹿児島県農政部「有機農業の手引き 有機百培(栽培編) 有機野菜栽培事例(葉茎菜類)」(2026-10-04 確認)
- [5] 宮崎県農政水産部営農指導課・宮崎県土壌肥料対策協議会「主要作物の施肥基準(平成11年3月) 3 野菜」(2026-10-06 確認)
- [6] 株式会社トーホク「葉菜類 | 野菜のタネまき時期早見表」(2026-10-06 確認)
- [7] 燕市農業再生協議会「令和4年度 たまねぎ栽培マニュアル」(2026-10-05 確認)
- [8] JA全農とやま「たまねぎ」(2026-10-05 確認)
- [9] タキイ種苗株式会社「タマネギ | イラスト家庭菜園」(2026-10-06 確認)
- [10] サカタのタネ 園芸通信「タマネギの育て方・栽培方法」(2026-10-05 確認)
- [11] 秋田県「秋田県野菜栽培技術指針 タマネギ 露地栽培」(2026-10-06 確認)
- [12] 宮城県「みやぎの野菜指導指針 第16節 たまねぎ」(2026-10-06 確認)
- [13] 長野県「33 たまねぎ」(2026-10-05 確認)
- [14] 株式会社トーホク「タマネギ | 野菜のタネ」(2026-10-04 確認)
- [15] タキイ種苗株式会社「品種カタログ ネオアース(タマネギ)」(2026-10-23 確認)
- [16] タキイ種苗株式会社「野菜の品種カタログ タマネギ一覧(2ページ目)」(2026-10-23 確認)
- [17] 農林水産省「aff(あふ)2023年1月号 葉物野菜を上手に育てるヒケツ」(2026-10-04 確認)
- [18] 奈良県 農業総合研究センター「春野菜作付のポイント」(2026-10-04 確認)
- [19] JAあつぎ「タマネギ 品種を使い分けて長く利用する」(2026-10-04 確認)
- [20] JA全農長野 JAファーム「栽培簡単マニュアル タマネギ」(2026-10-04 確認)
- [21] 株式会社アタリヤ農園「連作障害と輪作」(2026-10-05 確認)
- [22] 株式会社アタリヤ農園「連作・後作の相性(続き)」(2026-10-05 確認)
- [23] 京都府「環境にやさしい農業技術 耕種的防除法」(2026-10-04 確認)
- [24] 岡山県 備南広域農業普及指導センター「野菜の年間栽培計画をたてよう!」(2026-10-04 確認)
- [25] JA全農長野 JAファーム「栽培簡単マニュアル 長ネギ」(2026-10-04 確認)
- [26] JA全農長野 JAファーム「栽培簡単マニュアル ニンニク」(2026-10-04 確認)